日蓮宗長唱山大立寺
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コラム


平成23年度4月作成(毎月1個更新目標!!)

○花の供養について

■はじめに

 本日(4月28日)、震災で亡くなられた方の四十九日忌を迎えます。四十九日忌は、仏さまの元へ向かわれる旅路の終わり。亡くなられた方が成仏するといわれる日です。この間、多くの方が亡くなられた方に祈りを捧げられたと思います。そして、土葬された墓前で、火葬されたご遺骨の前で、その他至る所で、花を手向けられた思います。
 そこで、今回のコラムでは、花の供養を取り上げます。


■謂われ

 仏教の発祥地、インドでは古来より、偉い人をお迎えするときに、部屋中を花で飾り、通路まで花を敷き詰めて清めるという習慣があったそうです。
 また、お釈迦さまがお生まれになった4月8日、ルンビニー園では花が咲き乱れていたといわれ、亡くなられた2月15日、クシナガラでは沙羅双樹の花が降り注いだといわれています。
 そして、お経の中にも、お釈迦さまがお説法されるときには、香りの良い美しい花が降り注ぎ、天上の神々がその徳を讃えたと書かれています。(cf.妙法蓮華経如来壽量品第十六「諸天撃天鼓 常作衆伎楽 雨曼陀羅花 散仏及大衆」)
 こういったことから、仏教では花をお供えするようになりました。仏さまを供養するうえで、花が最もおごそかな供養であり、最高の供養であるともいわれています。


■散華と供花

 花の供養の方法には大きく2つあります。1つは、謂われでも出てきたように、法要などで、花葩(けは、花の形をした紙や樒の葉など)をまいて(降らせて)その場を花で満たして荘厳し供養する「散華(さんげ)」です。もう1つは「供花(くうげ)」で、こちらはみな様が普段されているように、生花を花瓶などの器に入れてお供えする方法です。

 ※散華の花葩



■供花の花

 古い書物に「花は紅花茎・緑葉枝・珠果樹・松・竹・楓・樒、何にても四季の文綵荘厳に堪たる者数茎を挿み及び散布し供養すべし」と書かれているように、基本的には四季に応じてどのような花をお供えして頂いても構いませんが、「針やトゲのある花」、「臭いのきつい花」は避けるべきとされています。

 ※供花



■供花の向き

 普段、何気なく私たちの方に向けて花をお供えされていると思いますが、仏さまにお供えしているのにこちらに向けているのはよく考えたらおかしいと思われたことはないでしょうか。
 実は、花のお供えの仕方には3種類ありました。1つ目は、花の表を仏さまに向ける「向上相」。2つ目は、花を八方に向ける「向中相」。そして3つ目が、花を私たちの方に向ける「向下相(こうげそう)」です。
 今から約1100年前の平安時代、第59代宇多天皇が「向下相を用ゆべし」と仰って以来、私たちの方に向けるようになったと伝えられています。
 これには、理由があります。花の供養には、仏さまに対するお供えという意味だけでなく、花の供養をする者の心をも清める働きがあるとされているからです。花は、供養する者の「心気を資け道念を補養する」「心気を和雅ならしむ」「慧心を資く」といわれています。すなわち、花には、供養する者の「心をおだやかにし、仏道修行に励む心を助け、その心を養い育てる」働きがあるのです。これは、仏さまに対する供養にさえ、仏さまが大慈悲をお示しになって、「汚れたつらい世界に生きても、この花のように、美しい心の花を咲かせなさい」とお説きになっているのです。


  ■お仏壇での供花の位置

 お仏壇では、こちらから向かって、左側に花をお供えし、中央にお線香、右側にお灯明(ロウソク)をお供えします。この花をお供えする花立て、お線香を立てる香炉、お灯明を立てる燭台を合わせて、三具足(みつぐそく)といいます。
 この三具足のうちまだ説明していないお灯明についてや三具足をどうして上記のように並べるかについてなどは次のコラムで説明致します。


(注)一応調べて書いておりますが、万一問題等ありましたら連絡して頂ければ幸いです。


 日蓮宗小辞典  日蓮宗仏事故事便覧  岩波仏教辞典
 ※参考にさせていただいた本です。
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 Amazon.co.jp
 ↑画像をクリックすると"供花"に関するリンクに飛びます。

○日蓮宗について

○お坊さんの呼び方

○お線香のあげ方

○お数珠について①

○お数珠について②

○お数珠について③

○御札の祀り方

○金封(のし袋)について

○「祈り」について

○花の供養について

○お灯明について

○お経本のご紹介

○大立寺のお盆①

○大立寺のお盆②

○「お膳」について

○塔婆について

○木魚と木鉦

○お仏壇について①

○お仏壇について②

○お墓について①

○お墓について②

○布施について

○お経とは

○インド仏跡参拝紀行文(1)

○インド仏跡参拝紀行文(2)

○インド仏跡参拝紀行文(3)

○インド仏跡参拝紀行文(4)

○インド仏跡参拝紀行文(5)

○インド仏跡参拝紀行文(6)

○インド仏跡参拝紀行文(7)

○インド仏跡参拝紀行文(8)

○インド仏跡参拝紀行文(9)

○インド仏跡参拝の旅 
 まとめ動画 


○東日本大震災第三回忌に臨んで(前編)

○東日本大震災第三回忌に臨んで(後編)
  
— 背景画像 なし —

長唱山大立寺(だいりゅうじ) 
〒607-8008 京都市山科区安朱東海道町56 詳しくはこちら

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